お悩みcase03:①ニキビができる
思春期から徐々に増える肌悩み「ニキビ」。
ポツンとたまにひとつ。いう方から、顔中にできたり、胸や背中など広範囲で出るケースなど、様々です。
正式名称は
「尋常性痤瘡」じんじょうせいざそう。
ニキビは皮脂腺の大きさや動きの活発度により、体質的にできやすい方がいます。
特にホルモンバランスが乱れると、ニキビができやすくなります。
思春期のニキビ
14歳くらいになると男性ホルモンの動きが活発になり、皮脂腺の分泌が促進され、毛穴がつまりやすくなります。
普段は皮膚や毛穴を正常に守ってくれているはずの常在菌である「アクネ菌」が過剰に増えてしまうことが原因。
思春期のニキビは、
おでこや鼻周り、アゴ、胸、背中などの身体の中心に沿って出ることが多く、
骨の多い部分にできやすい特徴があります。
これは皮脂の分泌が盛んな部分だから。
また産毛が多く生えている箇所にできやすく、
頭皮など、硬い毛が生えている部分にはほとんどできないようです。
思春期以降の「大人ニキビ」
おでこにできていたニキビが、
口の周り、アゴやフェイスラインに移動してきたら、「大人ニキビ」のサイン。
皮脂の分泌量は年齢と共に徐々に減っていくので、皮脂腺の多くない部分にもニキビができます。
これは「乾燥」によるところが大きく、
肌を乾燥から守ろうとして、皮膚を厚く保とうとする働きから毛穴をふさいでしまい、ニキビができやすくなります。
マスクでニキビができる場合も、マスクとの摩擦から肌を守ろうと皮膚を厚くする働きから。
また、同じ場所に繰り返しできることも多いのも、大人ニキビの特徴。
思春期のニキビケアと、思春期以降のニキビケアは異なるので、皮脂が多いから?と同じケアをしていては逆効果になってしまいます。
ホルモンバランスによるところが大きい!
生理前などにニキビや吹き出物ができるのは、
黄体ホルモン(月経周期後半に子宮環境を整える)が皮脂分泌を促すから。
妊娠中や婦人科系疾患でもニキビが悪化する傾向があるようです。
更年期にも女性ホルモンより男性ホルモンの比重が上がることから、ニキビができやすくなります。
ニキビは、皮脂腺の大きさや活発度、体質的にできやすい方もいますし、
ストレス、糖分や脂肪の過剰摂取、暴飲暴食、便秘、肝臓障害など、
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